データインサイト
OpenAIの2024年の計算資源の大半は実験に使われた
OpenAIは2024年、Microsoftからクラウド計算資源を借りるかたちで、計算資源に数十億ドルを支出した。報道によれば、その内訳は、すべての学習と研究の計算資源を含む研究開発(R&D)向けの計算資源が約50億ドル、推論実行(インファレンス)向けの計算資源が約20億ドルだった。
2024年第2四半期から2025年第1四半期にかけてOpenAIが公開したモデルについて、Epochは計算量と費用を推定した。それにもとづくと、OpenAIの2024年の研究開発向け計算資源の大半は、GPT-4.5、GPT-4o、o3のような公開済みモデルの最終的な主要学習実行(training run)ではなく、研究、実験的な学習実行、あるいは未公開モデルの学習実行に割り当てられていた可能性が高い。
このグラフについて詳しく
OpenAIの2024年のクラウド計算資源への支出の内訳を推定した。推定は、OpenAIの計算資源費用の総額の内訳を伝える報道と、2024年第2四半期から2025年第1四半期末までにOpenAIが発表または公開したモデルの学習にかかるクラウド計算資源費用についてのEpochの推定にもとづく。OpenAIは2024年時点でAI計算資源をほとんど保有していなかったため、この支出は同社の2024年の計算資源のすべてにあたる。これらの公開済みモデルについて推定したのは、最終学習実行(すなわち、OpenAIが公開したバージョンを生み出した学習実行)の費用である。最終学習実行の準備に用いられた実験的な実行(しばしば「リスク低減実行(derisking run)」と呼ばれる)は含まない。
データ(原文・英語)
- OpenAIの計算資源支出の内訳(2024年) CSV・Epoch AI