データインサイト
学習計算量の伸びは、クラスタの大規模化、学習期間の長期化、ハードウェアの性能向上によってもたらされている
2018年以降、フロンティアモデルの計算資源のスケーリングを最も大きく押し上げてきたのは、おそらく学習クラスタで使われるハードウェアの数の増加である。学習期間の長期化とハードウェア性能の向上も重要な要因となっている。
これらのトレンドは、投資の急増と密接に結びついている。AI開発の予算は年2〜3倍程度のペースで拡大しており、その予算によって巨大な学習・推論実行用クラスタや、ますます大きなモデルが実現している。
このグラフについて詳しく
フロンティアAIモデルの学習計算量が急速に伸びるなか、その伸びの主な要因を理解することはますます重要になっている。ここでは3つの主要な要因、すなわちハードウェアクラスタの規模、ハードウェア1台あたりの計算能力、学習期間を分析する。これらの要因に指数関数的なトレンドを当てはめ、学習計算量全体の伸びに対する各要因の相対的な(乗法的な)寄与を計算した。分析の対象は2018年以降に開発されたフロンティアモデルで、この期間について私たちは以前、学習計算量が年4〜5倍で伸びていることを確認している。ハードウェア利用率のトレンドも調べたが、正のトレンドを示す証拠は弱かった。データの質が低く影響も小さいため、主要な分析からは除外している。
データ(原文・英語)
- 学習計算量の伸びの要因分解 CSV・Epoch AI