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1ギガワット級AIデータセンターの総保有コストの60%をサーバーが占める

典型的な1ギガワット(GW)級のAIデータセンターには、380億ドルの初期設備投資(CapEx)と、年9億ドルの運用費(OpEx)が必要となる。設備投資を各資産の耐用年数にわたって年換算すると、総保有コスト(TCO)は年85億ドルに相当する。このうち最も大きいのはサーバーで、年50億ドル、全体の60%を占める。これに比べると運用費は小さく、運用費で最大の項目であるエネルギーでさえ年6億ドルにすぎない。

年間の設備投資と運用費

1ギガワット級AIデータセンターの年間コスト1ギガワット級AIデータセンターの年間コスト設備投資(CapEx)運用費(OpEx)サーバー施設ネットワーク基盤エネルギー税金保守人件費電力・水道などの引込工事土地水0ドル20億ドル40億ドル60億ドル年間コストサーバー:50.2億ドル施設:13.9億ドルネットワーク基盤:11.7億ドル電力・水道などの引込工事:2000万ドル土地:1300万ドルエネルギー:5.94億ドル税金:1.43億ドル保守:1.2億ドル人件費:4000万ドル水:600万ドル50.2億ドル13.9億ドル11.7億ドル2000万ドル1300万ドル5.94億ドル1.43億ドル1.2億ドル4000万ドル600万ドルIT機器の定格容量が1GWである米国のハイパースケーラーのAIデータセンターを様式化したモデルにもとづく。設備投資は、資本コストを割引率として、各資産の耐用年数にわたる年間コストに換算している。「施設」には建物の躯体、機械設備、電気設備を含む。出典:Epoch AI(CC BY 4.0)・作図:AGI Hubepoch.ai

初期設備投資

1ギガワット級AIデータセンターの初期設備投資1ギガワット級AIデータセンターの初期設備投資サーバー施設ネットワーク基盤土地電力・水道などの引込工事0ドル50億ドル100億ドル150億ドル200億ドル250億ドル初期設備投資サーバー:212億ドル施設:114億ドルネットワーク基盤:49.3億ドル土地:1.72億ドル電力・水道などの引込工事:1.64億ドル212億ドル114億ドル49.3億ドル1.72億ドル1.64億ドルIT機器の定格容量が1GWである米国のハイパースケーラーのAIデータセンターを様式化したモデルにもとづく。「施設」には建物の躯体、機械設備、電気設備を含む。出典:Epoch AI(CC BY 4.0)・作図:AGI Hubepoch.ai

年換算の結果はIT機器の耐用年数に左右される。ここではIT機器を5年、施設を14年と仮定している。IT機器の耐用年数を3年に縮めると年間総コストは120億ドルに増え、7年に延ばすと70億ドルに下がる。

このグラフについて詳しく

米国のハイパースケーラーが所有・運営し、IT機器の定格容量が1GWである典型的なAIデータセンターの年間コストをモデル化した。これは特定の施設の推定ではなく、様式化したモデルである。実際のコストは、サーバーの選択、施設の設計、立地、資金調達、電力調達の方針によって変わる。

このモデルは、Amelia Michaelによる以前のデータセンターのコストモデルを土台にしている。主な変更点は、施設の規模をIT電力100MWから1GWに拡大したこと(完全に線形ではない)、全サーバーをDGX H100システムではなくNVIDIA GB200 NVL72システムと仮定したこと、より新しい推定値がある一部のコスト入力を更新したことである。更新後の年間総保有コストは、1MWあたり1,080万ドルから1MWあたり850万ドルに下がった。

モデルは出典へのリンクを含むスプレッドシートとしてこちらで公開している。

データ(原文・英語)

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非公式の日本語訳公式ページ(英語):epoch.ai/data-insights/ai-datacenter-cost-breakdown