データインサイト
1ギガワット級AIデータセンターの総保有コストの60%をサーバーが占める
典型的な1ギガワット(GW)級のAIデータセンターには、380億ドルの初期設備投資(CapEx)と、年9億ドルの運用費(OpEx)が必要となる。設備投資を各資産の耐用年数にわたって年換算すると、総保有コスト(TCO)は年85億ドルに相当する。このうち最も大きいのはサーバーで、年50億ドル、全体の60%を占める。これに比べると運用費は小さく、運用費で最大の項目であるエネルギーでさえ年6億ドルにすぎない。
年間の設備投資と運用費
初期設備投資
年換算の結果はIT機器の耐用年数に左右される。ここではIT機器を5年、施設を14年と仮定している。IT機器の耐用年数を3年に縮めると年間総コストは120億ドルに増え、7年に延ばすと70億ドルに下がる。
このグラフについて詳しく
米国のハイパースケーラーが所有・運営し、IT機器の定格容量が1GWである典型的なAIデータセンターの年間コストをモデル化した。これは特定の施設の推定ではなく、様式化したモデルである。実際のコストは、サーバーの選択、施設の設計、立地、資金調達、電力調達の方針によって変わる。
このモデルは、Amelia Michaelによる以前のデータセンターのコストモデルを土台にしている。主な変更点は、施設の規模をIT電力100MWから1GWに拡大したこと(完全に線形ではない)、全サーバーをDGX H100システムではなくNVIDIA GB200 NVL72システムと仮定したこと、より新しい推定値がある一部のコスト入力を更新したことである。更新後の年間総保有コストは、1MWあたり1,080万ドルから1MWあたり850万ドルに下がった。
モデルは出典へのリンクを含むスプレッドシートとしてこちらで公開している。
データ(原文・英語)
- 1GW級AIデータセンターの年換算コストの内訳 CSV・Epoch AI
- 1GW級AIデータセンターの初期設備投資の内訳 CSV・Epoch AI