データインサイト
大手AI企業は数十万基規模の最先端AIチップを保有している
世界の大手テック企業であるGoogle、Microsoft、Meta、Amazonは、NVIDIA H100に換算して数十万基に相当するAI計算能力を保有している。この計算資源は、自社でのAI開発と、OpenAIやAnthropicなど多くの有力AIラボを含むクラウド顧客向けの両方に使われている。Googleは、おもにTPUにより、H100換算で100万基を超える計算能力を利用できる可能性がある。NVIDIAのアクセラレータの保有量が単独で最も多いのはおそらくMicrosoftで、H100換算(H100e)で約50万基に上る。
AI計算能力の大きな部分は、これら4社以外の主体が全体として保有している。そこには、Oracleや CoreWeaveなどのその他のクラウド企業、TeslaやxAIなどの計算資源の利用者、各国政府が含まれる。Google、Microsoft、Meta、Amazonを取り上げたのは、これらの企業が最も多くの計算資源を持っている可能性が高く、他の主体については公開データがほとんどないためである。
このグラフについて詳しく
各社が保有するNVIDIAのアクセラレータとTPUの数を推定し、テンソルFP16のFLOP/s性能にもとづいてH100換算の処理能力で表した。NVIDIAについては、全体の販売データと、その販売の顧客ごとの配分に関するデータを組み合わせた。TPUについては、Googleが設置済みのTPU容量に関する業界分析に依拠した。なお「Google」の推定値はAlphabet全体を含む。
この計算資源の大部分は他者に貸し出されている。たとえば、OpenAIはMicrosoftから計算資源を借りており、AnthropicはAmazonとGoogleから計算資源を借りている。逆に、これら4社が他社の保有する計算資源を利用している場合もある。たとえばMicrosoftは、少なくとも一部の計算資源をOracleや小規模なクラウド事業者から借りている。
データ(原文・英語)
- 企業別の計算能力(H100換算) CSV・Epoch AI